脚本家で俳優の宮藤官九郎(40)が、優れた脚本家に贈られる「第29回向田邦子賞」を受賞することが決まり5日、東京・渋谷のNHKで会見を開いた。
宮藤は東日本大震災に見舞われた宮城県栗原市出身。震災では実家の母と姉夫婦と1週間ほど音信不通だったことを明かし、「やっと母と電話がつながり、『家は大丈夫だよ』と話していた。家族は無事でした」と安堵の表情を見せた。
一方、「被災した地元の友達は大変な状態の中でも、何かを自分たちで取り戻そうとしている。僕もフィクションの作り手として人に楽しんでもらえるものを作れたら」と、さらなる意欲も示した。実家に帰省したい意向も明かした上で、「南三陸市とか、昔海水浴に出掛けた場所なども自分の目でしっかり見たい。そして何か伝えることができたら」と真剣な口調で話した。
ただ、震災の影響で軽妙で斬新なコメディータッチの作風が変化するか?との質問には、「いろいろな応援方法があると思う。僕の作風は変わらない」と力を込めた。
今回の受賞対象作は、TOKIOの長瀬智也(32)主演で昨年7月から放送されたTBS系連続ドラマ「うぬぼれ刑事(でか)」。同ドラマで長瀬が演じた刑事の出身が福島県の設定で、父親役で自身も福島県出身の西田敏行(63)が福島弁を使うことも多く、「福島の皆さまにもこの受賞を報告したい」と真摯に語っていた。
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